〜第70話 やっこちゃんの初恋談義〜 | |||||||||||||||||||||||||||||
−ものがたり− | |||||||||||||||||||||||||||||
おほほのほー、やっこちゃんです。何ですって、セラヴィー様が御病気に!? チャチャ、あんたがセラヴィー様に苦労かけるから。 薬!? その薬草があれば、セラヴィー様の御病気は治るのですね。分かりました。この黒ずきんのやっこ。命に変えてもごろごろ山の薬草を採ってまいります。チャチャ、あんたも行くのよ。 薬草を求めて幾く千里。やっと着いたわ、ごろごろ山。雨?えーい何をひるんでおる。薬草を探すのじゃ。私はセラヴィー様のてめに薬草を取って帰るの。雷なんかにうたれるわけにはうかないの。 見つけた。これだわ。白い花をつける、マッシロナズナ。セラヴィー様、最初の薬草を手に入れましたら。あんたなんかセラヴィー様の魅力のこれっぽっちも分かってないくせに。 おほほのほー。聞きたい?聞きたい?私とセラヴィー様の出会いを。しょうがないわね、聞かせてあげるわ。あれはまだ私が幼いころ。山に薬草を採りに行こうとしてたとき……。は!? そうだわ、早く次の薬草をみつけねば。 セラヴィー様のためなら何のその。やりましたわ。ムラサキハコベを手に入れましたわ。そういえば、あの時もこの紫はこべが咲き乱れていたわ。それにしても、情けないやつだったわ。そうだったわ。残る薬草はあと2つ。 それよ!見つけたわ。キイロハハコグサ。そう言えば、あのおバカな子の家にもこの薬草があったわ…….すっごいマヌケな子だったわ。今ごろどんな子になってるかしら。 あ、頂上。たしかあそこに、最後の薬草、ピンクタビラコ。まっててください、セラヴィー様。間もなくこのやっこが4つの薬草をそろえて枕元に参上します。 | |||||||||||||||||||||||||||||
−チェックポイント− | |||||||||||||||||||||||||||||
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−キャラクターの活躍− | |||||||||||||||||||||||||||||
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